ダイエットを成功させるには④
ダイエットを妨げる誘惑への対処方法
さあ、これまで3回に渡りダイエットについて書いてきました。
あなたのダイエットの動機はみつかりましたか?
これまでの記事はこちら↓
たとえ、しっかりした動機ができたとしても私たちは人間なので
美味しそうなものを見れば反応しますし
匂いにも敏感になりますし、美味かった記憶も簡単に蘇ります。
しかも、なぜだかダイエットをしていることを嗅ぎつけた友人や家族が
わざわざ美味しいものを買ってきてくれる確率も多くなってくるような。。。笑
さあ、あなたはそんな時どうしたら良いと思いますか?
まず、私の経験をお話していきますね。
※ここから先はお酒やたばこが好きな人には適していない文章なので、不快になる場合があります。
お酒やたばこを辞めたくない人は読まないでくださいね。
私はお酒とたばこを約10年前に辞めました。
両方とも依存症レベルでした。
お酒は毎晩がっつり酔うまで飲みます。朝起きたら裸で寝てたとか笑
たばこは手元にないと不安でイライラしてダメな感じです。
禁酒、禁煙なんてうっすらと思っても絶対ムリ。
考えたくもないといった感じでした。
しかし人生とは面白いもので
こんな状況であっても変化の時期は勝手に訪れるのです。
私は双子を妊娠し、 ひどいつわりと悪酔いを経験しました。
妊娠初期では通勤中、あまりの吐き気で最寄りの駅のトイレから動けず、泣きながら上司に電話するぐらいでした。
あんなに好きだったお酒やたばこの匂いが一切ダメになり
その期間で、私にとって
お酒とたばこ=気持ち悪いもの になっていったのです。
産後、毎日睡眠時間が2時間、子どもを優先とした生活の中
お酒とたばこをやっている時間がなくなったということも、辞める後押しになったと思います。
しかし、子どもたちが3歳になったころ、ホルモンの状態が変わってきたのか
体が妊娠前の状態に戻っていきました。
お酒やたばこの匂いが好ましくなってきたのです。
まだまだ子どもも小さく、 寝れない時期で
思い通りに生活できないストレスもあり
飲みたい、吸いたいという気持ちが沸き上がってきました。
ある日、どうせ寝れないのならと気分転換にビールを飲んでみたのですが
結局子どもの泣き声で我に返り、気分良く酔っている暇もない。
むしろちゃんと飲みた~いと蛇の生殺し状態になってしまう笑
たばこは1本吸うと大体5分。
そろりそろりと換気扇の下へ移動して吸うのですが
吸っているとその時間がめちゃくちゃ長く感じるので
子どもが気になってゆっくり吸っていられない。
味わいはどうかというと、久しぶりに吸ってはみたものの「あ、あのクラクラする感じ」を思い出すだけで
そこまで気持ち良いものに思えなくなっていました。
おまけに好きな銘柄の価格が400円越え。
どこの販売機でも変えない銘柄だし、継続購入はなかなかの出費になります。
飲んだり、吸ったりしても、体が依存状態を抜けている感じで、ぴたっとはまっていない感じもありました。
もしかして、今そんなに欲しくないのなら
このままこの状態を継続したほうが良いのかもしれない。
いっそのこと抜け出してしまえばいい。
そんな強い気持ちが自分の中で起こったのです。
とはいえ、何かのきっかけで反応して飲みたい、吸いたい状況にもなるので
そんな時は直ぐに、妊娠初期当時の気持ち悪い感覚を思い出してみるようにしました。
職場では飲むし、吸うしの人ばかりだったので、かなり心が揺れました。
同僚や先輩と休憩時間にたばこ吸いにいくことがコミュニケーション方法でもあったので
誘いがあっても、さりげなく断るように努力しました。
何か聞かれても「禁煙している」とは言わず
(そういうと吸っている人が止めにかかってくるので)
「つわりの記憶が蘇って気持ち悪くて吸えない」と言っていました。
それでも飲みたい、吸いたい状況なったら
もしこれで身体の些細な変化を無視して、飲んだり吸い続け、また体が依存したら
また最初からやり直さなければならず、とても面倒だし落ち込む。
つわり以外で感じる、お酒やたばこから受けていたネガテイブな状況を思いだすようにしました。
それ以外にも
①顔色が悪くなる。いつもクマがあり、肌がドライ。
②急な便秘、下痢を繰り返す。
③お金がかかる。
④たばこの銘柄が珍しいのでなかなか売っておらず探すのにストレス。
⑤たばこを吸っている中高年女性のしゃがれた低い声が嫌(私はあまり好きではないので)
⑥ガンのリスクが高まる。
誘惑があると、私は自分で考えだした①~⑥の最悪の状況を即座に思い出し
やりたくなっている自分の気を逸らしていきました。
それでもどうしても飲みたい、吸いたいと思ったら一口だけやりました。
そして、その後の自分の感情をしっかり見つめる一人反省会をしました。
私はこれで、いつか辞めたいけど辞められないと思っていた悪習慣を断ち切ったのです。
誘惑があった場合
①即座に、やった結果の最悪な状況を思い出すこと
②日々、辞めるための新しい情報、十分な理由を更新しておき、思い出すこと
③それでもムリなら一口だけやる。やった後どんな気持ちか味わうこと
このように対処してみてください。
では、これからダイエットする場合に置き換えて考えてみましょう。
高血圧、糖尿病などの症状が出てきている人の場合は
医者からも指示され、絶対取り組まなければならないという状況があるので
モチベーションが保てるかもしれません。
しかし、健康体で太っている人の病気予防や
憧れのスタイルを目指すダイエット場合は、差し迫った行為ではないので難易度高めです。
口では痩せたい痩せたいって言っているけれど、必要に迫られているわけでもないので
「明日からでいいや」ってなってしまうことが多いと思います。
まず最初に、あなたはどうしてダイエットをすると決めたのか思い出してみましょう。
動機はなんだったでしょうか?
目的はなんだったでしょうか?
明確になっているのならば、あなたの心の中心にその目的を置きます。
あなたはその目的に向かって何かしらのダイエット法を行動化していきます。
その途中、何かしらの誘惑があります。
仮に「親戚や友達から美味しい焼き菓子をもらった」という設定で考えてみましょう。
このような場合、どのような対処をしたらいいのでしょう?
①即座に、やった結果の最悪な状況を思い出すこと
⇒食べている時は美味しいです。
しかし食べ終わった時になんで食べちゃったのだろう、と感じお腹やら顔の肉をみつめることになるでしょう。
特に、それまで頑張っていた場合は後悔が深くなります。
その嫌な感覚を先取りして、食べる前に思い出してください。
②日々、辞めるための新しい情報、十分な理由を更新しておき、思い出すこと
⇒普段からいくつか上手にお断りするフレーズを考えておきます。
行き当たりばったりの対応だと断れなくて食べてしまいます。
場合によってはウソもOK。自分にも相手にも迷惑が掛からない、スマートなお断りの言葉を考えましょう。
「血糖値が高め」とでも言っておきましょう。
「わ~嬉しい!あとで楽しみに取っておく~」といいながら、後で他の人にあげる等も良いですね。
③それでもムリなら一口だけやる。やった後どんな気持ちか味わう。
⇒味わってみてどうですか?どんな気持ちになりましたか?美味しいですか?もっと食べたいですか?自分に起こった反応を確かめてください。それでもダイエットを続けますか?そもそもなんでダイエットを始めたんだっけ?と連想しましょう。
さあ、この技であなたが食べ物の誘惑に勝てるかさっそく試してみましょう!
次回は 「麻生れいみ式ロカボダイエット」で一番取り入れたいアイディアについて書きます。
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| ダイエット | 19:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑